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秋の空...夜の月2012年09月26日 21:38


秋晴れが続いています。
今日も朝から風が心地良く気分がイイ。
空気は乾燥し、日中の気温も涼しくなってきたような...でも、紫外線は強いです(>_<)

2012.09.26_PM

先週から前後期に分けて(9月14日・25日)カブの種を蒔きました。

品種はJAふくおか嘉穂の「カブ部会」に参加させていただいておりますので、武蔵野種苗園白盃(はくはい)」となります。
今回の作付面積は、約18㌃≒450坪です。
種の数は約33,300粒なり。
これをチマチマと一粒ずつ蒔くわけもいかず...
ゴマ粒みたいな種を効率よく播種作業ができるような技術があります。

カブの種

方法としては大まかに2種類に分類されますが、大きな種子の場合は"播種機"を使用、小さな種子の場合は種自体を専門の業者に送り加工します。
カブ等のアブラナ科の種は小さいので後者。

シーダーテープとは?

後者の場合は"日本プラントシーダー"(特許なのでしょうか?ここしか聞きませんが...)"シーダーテープ"という加工を施してもらいます(もちろん有料)
ココの親会社である"小津産業"は創業が承応2年(1653年)
元々は老舗の和紙卸問屋で、シーダー農法の生みの親です。

効率が良い(^_^)v

大規模農業になればなるほど、播種や間引き作業の省力化と収穫物の品揃いは、播種作業の仕方によって決定され、加工代金が経費として上乗せされることを考えても、シーダー農法は極めて理想的な播種方法だと考えています。

誠心園では33,300粒の種子を株間12㌢1粒入りで加工。
これで4,000m(1巻≒1,000m)のテープができます。
株間や何粒入りかは生産者が細かくオーダー可能です。

みのる

それを最新鋭の"人力野菜播種機"その名も"みのる"にセットします。
コロコロと転がすだけで、テープが土の中に入りラクチンです。
テープや糸は用途に応じて水溶性か植物分解性の原料なので、播種後に水を撒くと溶けて無くなります(^.^)/~~~

2012_09_23_社が丘花園@長崎琴海

基本的に野菜の播種には天候を考慮して、可能な限り雨が降る前に行うようにしています。
それは種が発芽するまでの散水を減らすためです。
播種→発芽→本葉2~3枚までは、圃場が乾燥すると生育が遅れ気味になるので細心の注意が必要ですが、定期的に雨が降れば大変助かります。

でも...今年はそうもいかないようです(>_<)


 

 

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コメント(2)

朝夕涼しくなりました、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?収穫の秋&種蒔の秋ですね。現代の種まき事情を知りビックリ!です(手で蒔くものと100%思っていましたので)テープが溶けるのも凄い!手術の溶ける糸は知っていましたが・・・目から鱗!です。大きなカブが育ちます様に♡ 10月も元気印でお過ごし下さい。

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