今週は台風の影響もあり、天候は不順でしたが気温も低く大変過ごしやすかったです。
昨夜は寒い位でした。
来週に入ると、再び猛暑レベルの蒸し暑さが戻って来るそうです。(+o+)
でも、頑張ります。
ようやく延び延びになっていた「ケイトウ」の9月出荷分の定植作業が終わりました。
今回は長さにして60㍍、約3500株です。
もうすぐ最初に定植したケイトウの出荷も始まります。
誠心園では色々と野菜を出荷していますが、皆さんは「ニガウリ」を口にする機会はありますか?
あれって「苦い」ですよね。
何度食べてもあの苦味がダメダメな私です。
「あの苦味さえなければ・・・」や
「この苦味がうまいんだ!」という方もいますが、この苦味成分にこそ重要な働きがあるんです!!
ニガウリの苦みは
「モモルデシン」や
「チャランチン」といわれる成分で、整腸作用や食欲を増進させる作用があります。特にビタミンCやミネラルが沢山含まれ、ビタミンCはレモンの2~3倍もあります。
しかも、野菜のビタミンCは通常熱に弱いのですが、ニガウリのビタミンCは加熱しても壊れにくいため、調理してもしっかりと吸収することができます。
ニガウリの効能は、夏バテ対策に最適です。
しかしなぜ苦いのでしょうか?
まず私たちが通常口にしているニガウリは未成熟な果実を野菜として食しています。
元々、ニガウリの原産地は熱帯アジアで、野生の鳥や動物たちに食べられると生き残れなくなります。
そこで苦くなり食べられないようにして、成長するまで自分自身を守っているそうです。
でも、タネを広げなければならないので、熟してくると実は黄色くなってタネは赤く甘くなり、それを動物が食べて、色々な場所へタネを運んでいくそうです。
収穫し忘れた誠心園のニガウリです。
こうなるとタネは甘く、食べることもできるそうですが、実際食べたことはありません。<(_ _)>
確かに甘~い南国の香りがします。
ニガウリは生き残るために自ら苦くなるという
「種の保存」を選択したのです。
自然界では最大限に効率よく己を進化させているということでしょう。
本格的な猛暑に突入します。
夏風邪など
召されませぬよう、ご自愛下さいませ。それでは良い週末を・・・
いやー毎度毎度勉強になります。
特に今回のニガウリのお話はとても楽しく
ためになりました。
ニガウリが黄色く変色し、種が赤く甘いとは、
あの苦いニガウリからは想像ができません。
また、ためになるお話を楽しみにしております。
暑さ厳しい折、どうぞご自愛くださいませ。
いつもいつもコメントありがとうございます。
良く考えるとフルーツと違って、成熟した野菜を食べる事って少ないですね。
キュウリ・ナス・ピーマン・オクラなんかも、未熟な果実だそうです。
熟したニガウリは裂開して、トロピカルな臭いがします。
そしてなにか気味悪いです・・・(@_@)
たくさんあるので、ぜひ食べに来て下さい。(^_^)/~