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天然物と栽培物2011年01月29日 11:00


ようやくカブの出荷も落ち着き、久し振りに自然薯を掘ることになりました。

地中の様子

今回の収穫は約30本・・・

よく解りませんが、昨年末に収穫した物より出来が良いような感じがします。
いや明らかに・・・

何故だろう?

重量も全て1㎏以上あり、長さは軽トラの横幅くらいありました。

熟成されたのでしょうか?それとも偶然なのか?
とにかく、今回の収穫分は上出来でした。
売れますように・・・

自然薯

自然薯を販売していると、必ず次の質問を受けます。

自然薯は天然物と栽培物どっちが良いの?」と・・・

巷の意見としては「それは当然天然物でしょう!」と言われる方が多数でしょう。

確かにそうなんでしょうけど、実はそうでもないんです。
そこには、あまり知られていない事実もあるのです。

現在、日本の山野に自生している自然薯が、ウイルスに感染しているなどの理由で、本来の自然薯の特性が損なわれているとの事です。
山の環境は昔と違い荒廃している所が多く、天然のヤマイモも病気になっている事が多いのです。その最大の理由は、山里の急激な過疎化で山林の手入れが行き届かず、自然薯の乱獲などの為に人間が無造作に入っている事でウィルスを運んでしまっているのでしょうけど。

今は山へ入って天然物を掘ってきても、自然薯の本来の特性の損なわれた物の可能性があるという事になります。

*もちろん天然物にも、良い環境で育った自然薯には素晴らしい物もたくさんあります。
 (私も時々、掘りに行ったり、頂いたりします ^^;)


少しでも、人工栽培の自然薯に対して正しい認識を持ってもらいたいので、以上のように紹介させていただきました。

専門家(私は専門家ではありませんが・・・)の中では、多くの自然薯の中から優良系統を選抜して、ウイルスフリー化などしっかり品質管理された栽培物の方が、現在の多くの天然物よりもよっぽど自然薯本来の性質を持っている、という話があるくらいですから。

誠心園では優良系統自然薯の選抜を繰り返しウイルスフリー化された「宝薯」(ほうしょ)という品種を毎年使っています。(自前のムカゴや切芋から栽培すれば"コスト"がかなり抑えられるのですが、病気等の色々な問題があるので、誠心園では使用していません。)



 

 

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コメント(1)

いやー毎度毎度勉強になります!
どうりで美味しいわけですね!(^^)!
我が家も誠心園の自然薯の美味しさには感動しっぱなしです。
科学的な理由は別として、まずもって最高の愛情で育てられたものは野菜であれ、
なんであれキチンと応えてくれますね!
今日から少なからず、妻や子供たちに愛情を注いで行くことにします(*^。^*)

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