晴れ間が覗いても寒い...
北風が
"ぴいぷう"吹いています。
今朝は内陸や山地では6℃前後と、所々でこの秋一番の冷え込みとなりました。
そりゃ寒いはずだ(T_T)
さてさて...
"燻炭"って知ってますか?
ホームセンターなんかで買うと、
バカ高いんです!!!
まず、燻炭とは籾殻を焼いたモノで、決して灰ではありません。
灰になる前に"
炭化"させた、昔から伝わるとても優秀な土壌改良資材です。特に種蒔き時の覆土には最高だと思いますが、高くて買えません(>_<)
誠心園では農作業として水稲を行っており、収獲した米はJAで
"籾すり"をしてもらっているのですが、そこで発生する籾殻は、
意外に重く非常に嵩張り、置き場所に困る...という、なんとも厄介な物でして、わざわざ貰いに行ったことなどありませんでした。
ご近所の方も自宅で籾すりをした場合は、あんな嵩張るモン保管なんてできるわけもなく、基本的に田畑に捨てた後は、その場で燃やしてしまいます。
この場合は、
"燃え尽きた真っ白な灰"となりますけど。
あ~もったいない!!!ですね(+o+)
田んぼから生産される有益な物なのに...
利用価値が大変高いのは周知の事実なので、近所から集めて籾殻燻炭作りをしてみるかということで...早速やってみました。
自家製の燻炭器を使用します。
材料はオイル缶とボイラーの煙突です。
あとは着火するだけ...とは言っても、
ただ燃やせばいいってものではなく...なかなか難しいんですよね~コレが(^^;)やはり手間とヒマを掛けなければいいものはできない。
とにかく焼き加減が難しい(+o+)燻炭の字の如く、焼くというよりも
「燻す」と言った方がピッタリ。
午後の射光線に透かされた煙のカーテンは、なかなかの風情であります...もちろん途中で、焼き芋を開始しました。
"安納芋"を投入。
これだけは失敗できません!!!
約1時間でホクホクの仕上がり
(*^_^*)今回は約10時間で全面焼き上がり。
まっ黒⇒炭
まっ白⇒灰風の強さや籾殻の量次第では一昼夜かかることも...
中身をよくかき回して焼き残りがなければ消火作業に入ります。
これでもかって感じで念入りに水撒きして消火。
シッカリ濡らしたようでも中の方は濡れずに燻ってたりします。
完全に消火できてないと...
真っ白な灰になった姿を見ることになるので、何度も返しながらガッツリと水撒きします。
あとはしっかり乾燥させれば完成です(^_^)v
今年もあと2カ月となりました。
秋は行事ごとも多くて、毎週、毎日がアッという間に過ぎていきます。
これからは寒暖の差がとても大きくなるので、体調管理最優先で過ごしましょう。