いやぁ~、とにかく蒸し暑い日が続きます
(T_T)不快指数は
MAX...早く梅雨が明けませんかね。
でも、しばらくはこの空模様が続くみたいです。
農耕班が一番心配していた
「ジャガイモ」...いまだに収穫ができていません。
大口の受注分のみを雨カッパを着て掘っている様な状態ですが、残念ながら3割程度は腐っています
(>_<)栽培が少量だったら良かったのですが、なんせ収穫量は
1,500㌔...近所の専業農家さんも、誠心園の2倍以上の栽培面積...全く手を付けていません。
壊滅状態です。
でも、これが農業...
誠心園でも今週から
「ゴーヤ」「トマト」「オクラ」「キュウリ」「ナス」の出荷が始まりましたが、直売所以外でもチラホラ
露地物の夏野菜を見掛けます。
これからが春から育った夏野菜の
「旬」です。
「旬」とは...魚介類・野菜などが出盛りで最も美味な時期。
物事を行うのに最適の時期。
季節的に最盛である時期。
つまり
「大量に収穫できる時期」であり
「最も味の良い時期」でもあるということ。
そして、野菜は旬の時期に充実した栄養価を持っているそうで、ほとんどの野菜の栄養価は多い少ないはあっても必ずピークがあり、その山はちょうど昔から言われている旬の時季と重なっているそうな。
しかし今はどうか?
夏野菜を冬季に食べる...この逆も然り。これは石油を食べているのと同じだと誰かが言っていたが、あながち間違っていな様な気がする。自然に従うならば、環境に適した作物をその生育に適した時期に作るのが至極当たり前で、無理をして作らない分、手間や経費も少なくて済むはずだ。
やはり、時期的に無理をして野菜を作るには、それなりの大変さが伴います。
(これホント!!!)これは現代の日本の食生活習慣とも関係している。
昔は
「栽培技術」「輸送手段」も限定されており、野菜は基本的に
「地産地消」。
もちろん他の食物
(魚・肉)も同じ。
それが1980年頃から徐々に栽培技術が向上して、今日では
「露地栽培」→「促成栽培」→「水耕栽培」→「植物工場」と、野菜は年間を通して生産・供給が可能になり、また、
「輸送技術」も発達して、通年流通の野菜が年々増えてきました。
時期ハズレの野菜が本当に必要なのか?
それとも経済性を優先すべきなのか?
旬のモノだけで食卓の準備をしようとすると、どうしても偏りが出やすく、毎日の食事にもなかなか変化がつけられない、って言うか、旬のモノだけを摂取して生きることは、現代社会では非常に難しい...
(>_<) 「いつでも食べたい時に食べたい物が食べられる」
これはこれで、「大変ありがたい」ことなのですが...
昔から
「初物は縁起が良い」などと言われてきました。
まだ栄養学など無い時代に伝え継がれてきた
「食物」への感謝...
そこには無病息災を願う、先人の知恵が詰まっています。
日本の風土の特色は、四季があることです。
自然の摂理...省エネと環境と農業...
しかし、旬のモノは価格もお手頃...だから薄利多売。
結局、栽培面積を増やし大規模に設備投資をしないと農業が成り立たないのも事実。
もう一度将来に向けての再考が必要なのかもしれません。
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