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天竺牡丹2012年02月02日 21:05


強烈に寒いです。
気温は0℃前後・・・(>_<)
北風が強く体感温度は氷点下で、晴れたり吹雪いたりと不思議な天気でした。

2012.02.02_昼

場所によっては積雪や通行止めも見られ、送迎に行けない所もありました。<(_ _)>
明日までは道路や水道管の凍結、農作物の管理に注意が必要です。

皇帝ダリア_01

さて、これは何でしょうか?
木片みたいですが、竹ではありません。

挿し木

これは『皇帝ダリア』茎(幹)を切り落としたものです。
茎の直径は5㌢、長さは10~15㌢に揃えてあります。(茎っていうか幹ですね)
昨年末になりますが、誠心園のご近所の方から頂きました。
話を聞くと、暑さに弱くて寒さに弱い・・・
霜に当たると一発で枯れてしまう、なんともデリケートな花。
そして開花が終わり残った幹は、ノコギリじゃないと切り倒せないそうです。
『皇帝ダリア』を増やすには色々な方法があるそうですが、切り倒した幹を保存して来春に植える挿し木法が一番簡単とのこと。(栽培難易度★★★☆☆)
信じられませんが、この節から新芽が出るのです。
保存もトロ箱法が簡単で一番良い方法らしいのでこれを採用。
庭植えは幹を切り倒しても株が地中に残ってますので、露地でそのまま越冬させると株から新芽が出てきます。だから、ご近所に配っても大丈夫だそうです。(*^_^*)

トロ箱保存法

この状態で3月中旬まで越冬です。
掘り出して露地に植えると、秋には支柱が必要なほど巨大な木立に成長します。
サクラの咲く頃に定植しますので、その時はお楽しみに。(^_^)v

家の軒先よりも高く威風堂々と秋の空に延びる姿と、大輪の花を天高く差上げた格好を見ると、誰もが『皇帝』の名前を納得するそうです。(+o+)
本名は『木立(こだち)ダリア』と呼ばれ、樹木に劣らぬ立派な幹が花を支えています。
原産地は中南米で標高900~2700mと比較的、冷涼な気候の山地に自生しており、本来高さが9mにもなるという巨大な植物ですが、日本では気候の関係で4~5㍍前後にまでしか育たないようです。
キク科ダリアの植物は、メキシコから中米に27種が分布しており、茎が木質化する3種が「ツリーダリア」と呼ばれています。皇帝ダリア(Dahlia imperialis、D・インペリアリス)は、その中でも特に茎が太くなり草丈が高くなり、日が短くならないと花芽ができない短日性なので、開花期が遅く11月頃から咲き出します。

皇帝ダリア

皇帝ダリア・・・
頂いたものの植えとけば簡単に花が咲くと思っていたが、やはり簡単には育たない。
いい加減にすると、後の苦労を倍加させます。
自分に興味のあることはよく調べるのだが、あまり興味がないと適当に扱ってしまう。
これまた反省。

そして『ダリア』が人の名前から来ているとは、知らなかった。
広く浅くの知識では人生に厚みが出ない。


 

 

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