あ~情けない・・・(*_*)
昨日から気になっていた事があります。

2011年7月3日、民主党の「松本龍復興担当相」が宮城県庁を訪れて、「村井嘉浩（むらいよしひろ）宮城県知事」と初の会談を行ったのですが、村井知事が会談の場に先に待っていなかったことに腹を立てて、知事を強く「叱責」、「罵倒」いや「恫喝」しました。


宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。
村井知事が出迎えなかったことで、顔色が変わります。

松本大臣　「（村井知事が）先にいるのが筋だよな」

数分後、笑顔で現れた村井知事が握手を求めようとしますが、これを拒否。
応接室に緊張が走ります。

そして要望書を受け取ると、松本大臣が語気を強めて自らの考えを伝えます。

松本大臣　「（水産特区は）県でそれコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々、何もしな
　　　　　　いぞ。だからちゃんとやれ。今、あとから自分が入ってきたけど、お客さんが
　　　　　　くるときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。いいか。長幼の序（ちょうよ
　　　　　　うのじょ）がわかっている自衛隊なら、そんなことやるぞ。分かった？」

村井知事　「はい」

松本大臣　「はい。しっかり、あの、やれよ。（周りの報道陣に向けて）今の、最後の言葉
　　　　　　はオフレコです。いいですか、皆さん。いいですか、はい。ぜっ（絶対と言お
　　　　　　うとした？）、書いたらその社は終わりだから・・・」


この映像の一部始終を「東北放送（TBC）」は、まるごと報じた。
（良くやった！！）(^_^)v

オフレコなのに報じてしまった東北放送は、松本龍氏の手によって潰されるのでしょうか？
今度は東北放送を恫喝ですか？

自らを「お客さん」とした上で、自衛隊出身の村井知事を説教。
偶々か、自衛隊出身と知って皮肉ったかは・・・？

そもそも国と地方は「主従関係」ではなく対等な「パートナー」ですよね？
何か国の方が偉いんですか？
これのどこが復興担当大臣なのでしょうか。どうみてもただのヤ〇ザです。
偉そうに喋って威張り散らすだけで被災地が復興する訳がない。

松本大臣については防災担当相時に「全くの役立たずだった」と伝える報道もありましたが、これを見る限りでは事実だったのかなと思えます。


『脅迫に屈するマスコミ』

それにしても情けないのはマスコミ各社。
TBC東北放送が系列として属しているTBSを除いて各社がこの松本大臣の発言をカット。
脅迫やあの態度については一切触れず、"厳しい注文"などとお茶を濁しています。
地元東北の新聞社、河北新報にいたっては尻尾を振る始末。

また、"言葉のチカラ"CMで有名な〇〇新聞も「被災者の感情を逆なでしかねない発言を連発」とある程度触れておきながら、至ってマイルドな対応。
肝心の「書いたらその社は終わりだから」に沈黙。

御社の『ジャーナリスト宣言』はどこに行ってしまったのですか？

権力を笠に着て脅迫する大臣も、それに屈するマスコミも非常に悲しい。


本人反省の弁
『私は九州の人間ですけん、語気が荒かったりして』

自分の性格を土地柄のせいにするなっ!!!と言いたい。

俺様は国会議員だと威張り散らしてきたからこそ、あのような恫喝を何のためらいもなく人前で平然と出来るのです。

恫喝が問題となったのは当然ですが、震災の復興で忙しいであろう、県民の代表である知事を侮辱し散々馬鹿にした態度をとって、現場に居合わせたマスコミ各社の記者に対して報道したら「終わりだからな」などと脅し文句を吐いたことも問題なのだ。

あの態度はあからさまに権力を誇示して、「言うことを素直に聞けよ！」と脅しています。

そして知事を睨み付け言葉遣いも汚らしい。
とてもまともな人間の発言とは誰も思わない。

松本復興担当相は7月3日にも、岩手県を訪問した際に、「達増拓也（たっそたくや）岩手県知事」との会談で、「知恵出したところは助けるけれど、知恵を出さないやつは助けない」、 「おれ、九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか、分からんのよ」などとも発言している。

東北の事を何も知らないって・・・
そんな人間を東北大震災の復興大臣に任命して、一体何ができるのか？
あなたは、威張って凄んで何が楽しいのですか？

結局、松本龍復興対策担当相は、東日本大震災からの本格的な復興に向けた目玉閣僚だったが、6月27日の任命からわずか9日目でのスピード辞任となった。

当然でしょう。
国民のために、もう少し一生懸命になったらどうですか？

えっと・・・そもそもこの件を「論評」する必要はあるのかな？とすら感じます。

こんな人は九州男児ではありません。
福岡県民として、非常にお恥ずかしい限りです。

復興で大変な被災地の皆様、不快な思いをさせて大変申し訳ありませんでした。