今日も寒いです。(*_*)
午後からは雷を伴い、激しい雨が降っています。
いよいよ花見のシーズンがやって来ました。
梅の花が散り桜が花を開くのを待っています。
ず~っと昔は花見と言えば、むしろ桜より梅でした。種類や場所にもよりますが、早いものだと1月の下旬から咲き始め、3月中旬くらいまで楽しめます。寒い地方では、桜と梅が一度に咲く様子も見られることがあります。また、梅と言ったら
天神様(菅原道真)ということで、各地の
天満宮には、よく梅林があります。
菅原道真は梅をこよなく愛し、無実の罪を着せられて福岡の太宰府に流された際に、京都の自宅の梅に呼びかける歌を詠みました。
- 東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
「冬の終わりを告げる東風が吹いたら、また咲いて、遠くに行ってしまったわたしのところまで香りを届けておくれ。主がいないからと言って、春を忘れないように」
梅は主恋しさのあまり太宰府まで飛んできました。その梅は、「飛梅」とよばれ、
今も、太宰府天満宮の神殿の前に残っています。
現在も春の到来を告げるために、天満宮に植えられた梅の中でも一番早く咲き始めます。
梅と桜については、昔から日本人は格別な思いを抱いているように感じます。
その繊細さが、日本人独特の美的感覚ではないでしょうか?
よく
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」といわれるように、桜は切ると樹勢を弱らせるが、梅はその逞しい生命力でぐんぐん成長していきます。
まさに試練を糧に生きているのです。
私は克服できない試練は与えられないと思っています。
この日本にも、過去には色々な試練があったはずです。
しかし、日本人はその度に乗り越えてきました。
今回の何百年に一度の大震災。
日本人は逆境において、その気概を見せます。
今回も日本人は上手く対処し、復興していくはず。
それだけは間違いないように思えます。
指導者たちは、国民の気概に見合う決意を示さねばなりません。
それができれば、試練の後に必ず成長が待っています。
一番大切なのは、今回の試練から
"建設的な何か"が生まれるかどうかです。
まさに梅のように切られても切られても、逞しく天に向かって成長していきたいものです。
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