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買い占め問題2011年03月21日 23:58


この度の東北地方をはじめとした広い地域において

被害を受けられたみなさま
に、

謹んで震災のお見舞いを申し上げます。

みなさまのご健康と一日も早い復興を

心からお祈りしております。


久し振りの雨ですが、日曜日から降り続いています。

東日本大震災から10日が経過しました。

今回の大地震には本当に自然災害の恐怖を感じ、この10日間はとても長く感じました。
テレビで映し出される壊滅状態の街、被災者の声を聞く度に胸が締め付けられるような気持ちでいっぱいになりますが、現在でも救援が手付かずの地域もあり、孤立している集落や避難所がたくさんあります。
死者・行方不明者数2万人以上という戦後最大の惨事に、私の周りでも親族や友人と未だに連絡がつかない方も沢山いらっしゃいます。

そして原発の事故や停電、食品への放射能被害等の新たな問題も発生しています。

今、首都圏を中心に一番問題となっているのが、食料・日用品の「買い占め」問題。
ガソリンや乾電池なども、入荷した瞬間に売り切れてしまうため、慢性的な品切れ状態が続いています。

もちろん「買い占め」の影響もあるかもしれませんが、裏には在庫を極限まで減らしたり、生産拠点からダイレクトに販売店へ品物を送り込むシステムに変わった為、突発的な需要増と物流の混乱が起こると見事に品物が店頭から消える訳です。
効率を極限まで追求してしまうと、このような有事には全く通用しないのだと痛感しました。
やはり【ゆとり】や【無駄】が必要なのかと・・・
このシステムは置き換えると社会全般に言えることで、メリットでもありデメリットでもあると思います。

しかしながら、この「買い占め現象」は、やはり凄い違和感を感じてしまいます。

そんな状態を改善しようと、「ツイッター」などを中心に様々な運動が生まれています。
ひとつが「ウエシマ作戦」なるものが広がりを見せているそうです。食料やガソリンなどの「買い占め」に対して、譲り合いを呼びかける運動だそうです。元ネタはダチョウ倶楽部のお約束のギャグ。寺門、肥後の2人が物事を「俺がやる」と手を挙げて、上島が「じゃあ俺が」と言うと、先の2人は「どうぞどうぞ」とすぐに譲るもの。

もうひとつが「買い占めやめよう運動」として、一枚のポスター画像が話題となっています。

みんなで分け合えば、できること。

このポスターを作ったのは、広告、カタログのグラフィックデザイナーである、
松本隆応」さん。

「みんなで分け合えば、できること」から始まるポスターには、様々な「比較」が分かりやすく描かれています。

日常を維持するために「無駄な買い占め」をしてしまうと、すでに非日常な状態にある被災者の方々に、いつまで経っても物資は届きません。

物を買う前に、このポスターを見てもう一度考えて下さい。

日本人ならできます。

ガンバレ、ニッポン!

幸いにして誠心園の地元では、物が不足している感じは有りませんが、ホームセンター等では乾電池や懐中電灯は品薄ですし、ガソリンスタンドは店休日を設けています。

変な思い込みや片寄りは、被災地復興に向けても更に足を引っ張る事になりかねません。

復旧作業や仮設住宅の建設も始まりましたが、もっとガソリンや救援物資があれば・・・

そういう所に、物資が行き渡ることを願いますし、避難所へ入らずに、又は入れずに自宅避難している方々にも物資が届くことを願います。

このポスターを見て、少しでも「買い占め」が収まり、被災地に物資が行き渡るようになればいいですね。


 

 

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