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自然薯2010年12月25日 13:00


誠心園では営農活動のひとつとして、自然薯(ジネンジョ)の人工栽培を行っているのですが、みなさんは自然薯と山芋の違いをお分かりですか?

自然薯の正式名称は、【ヤマノイモ科ヤマノイモ

別名:ジネンジョヤマノイモと申しまして、一般的に流通している通称ヤマイモやナガイモとは違います。
現在、山芋の仲間にはいくつかの種類があります。これらの中で、もともと日本の山野に自生していたのが一般的に山芋と呼ばれ、自然に自生している事から自然薯(ジネンジョ)と呼ばれています。これ以外の山芋は外来種と考えられ、主に中国や東南アジア等から入ってきたものと言われています。
つまり、数ある山芋の中でも、自然薯だけが唯一の国産品種であるということです。
以前は、自然薯は栽培不可能とされていましたが、山口県の政田自然農園の創業者「政田敏雄 氏」(故人)が苦労の末、初めて自然薯の人工栽培に成功しました。

そしてパイプを使用した栽培方法が確立され、以来改良を加えながら今日に至りまます。

クレバーパイプ

人工栽培とはいっても、地面の中でこのうようなパイプを使用し栽培しています。

土の中

今年は200本の種芋を購入し、3月に移植作業を行いました。
多くの自然薯の中から優良系統を選抜して、ウィルスフリー化等しっかり品質管理された種芋です。
そして、生育期間は約9ヶ月と、かなりの時間が必要となります。

自然薯

12月に入ってから収穫した誠心園の自然薯です。
長さは100センチ前後、重量は平均して1,300グラム。
一番大きい物では最大で1,800グラムもありました。
今年は酷暑だったのですが、夏場の生育状態も良く結果的には豊作となりました。
自然薯に関しては、夏の暑さは関係ないのでしょうか?

御歳暮でのご利用や直売所等でご購入いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

 

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